ロザーナ
心痛む理由の、その一つ一つを何度も噛み締めてみたけれど
お前は弱さを憎むようになり、やさしさの意味さえも忘れていた。
辛く激しく受け止めたこの愛や、見知らぬ人々の戸惑いの中で答えを持てずに
ただ打ち消しあうだけの長い日々を経ても、誰も語りつくせやしない。

別れた女への想いを歌う歌。

自分や相手が悪いのではなく、なるべくしてなった別れに

二人の思い出や、互いの馬鹿だった所を思い浮かぶままに書きなぐっているような印象。

悲壮観よりも清々しい感じの先行するする曲調で、決して楽しそうではないが落ち込んでもいない。

ただ本当に、「こうだったんだよな・・」と言う想いだけを淡々と語っている感じがする。

それまで必死に何かを訴えて発散してきた尾崎の歌とは違う、やさしい歌。

歌う時は、別れた女に向かって。