Driving All Night
見飽きた街を通り抜けて、寂しい川の上を走った。
追い抜いたトラックの向こうに闇に埋もれた日常が見える。
あの頃、理由もなく笑えた俺の友達は
みんなこの橋を死に物狂いで走った。

少し大人になってしまった自分が、ちょっと前のがむしゃらだった自分を振り返るような歌。

荒々しいと言うよりは弾むようなリズムで搾り出すようにして歌う尾崎の声は、どこか寂しげに聞こえる。

まるで自由を謳歌するように、しかしどこか疑問を感じているように。

歌うときは日常を忘れて。