卒業
あと何度卒業すれば、本当の自分に辿り着けるだろう。
仕組まれた自由に誰も気づかずに、足掻いた日々も終わる。
この支配からの 卒業。
戦いからの 卒業。
尾崎の有名な曲。「夜の校舎窓ガラス壊して回った」と言う有名なフレーズは社会現象になったほど。
卒業と言う言葉の持つ重み、悲しみ、切なさや感動。
いつも自分が何かを卒業する時に感じる、あのとてつもない数の感情が混ざり合った心境。
それと同じ物が尾崎の歌の中にあった。
高校を卒業しなかった男が、誰よりも卒業を知っていた。
誰もが知っていて誰もが夢見る、架空の少年がその歌の中にははっきりと存在していた。
メロディーだけでもその事が現れているのがもはや言葉に出来ないほどの感動。
尾崎豊は、本当に天才なんだと、この曲を聴くたびに思う。
歌うときは、卒業式の気分。