もう勉強しないでいいんだ(挨拶

期末試験壊滅的結果に終わったのは言うまでもない海王@ガリ勉ですが

とりあえず給料日です。

試験最終日。五時までガリ勉ってた海王、寝不足が祟ってかもうちんぷんかんぷん。

日付が変わってからしばらく紅葉さんと阿呆会話に花咲かせてたのはまた別の話です。

で、学校から帰るとまずご飯食べなくちゃいけません。

なんかもうマンシンソウイだった海王は適当に赤いきつねを貪り

塩分はいりまくりの汁を残して寝ました。

でなんか気が付くともうバイトに行かなければならない時間でして

寒いなか自転車でファミマに行きまして。挨拶して。

また石仮面かーとか思ってると店長が「海王君、今日バフマシーンやって(・ω・)」と言ってきました。

バフマシーンとは地面をツヤツヤにする為のマシーンでして

動かしたときに「バフーバフー」と言う奇怪な音がなる事からその名が付けられました。

さて、とりあえず海王がいつもやってたこのバフマシーン。

そろそろ石仮面のヤツにお伝授する時が来ました。

やいテメェ石仮面。バフマシーンやりやがれ。」

と言うと(※言ってません)快く承諾してくれました。簡単に操作説明を施した後、僕はレジに専念します。

ああ、聞こえてきます。地面を擦り最大までツヤを出させる脅威のマシーンのエンジン音が。

でもえらい遅いな!あんた!

僕は「もっとスピード出して!スピード!」とか叫ぶわけにも行かず

その脅威のバフっぷりを見ていました。ただ見ていました。

事件が起こったのはその直後。

僕が客を適当にあしらっていると、バフマシーンのほうから悲鳴が聞こえてきます。

「どおしたんだぁーっ!大丈夫かー(゚д゚)!」

と店員として、男として、先輩として物凄く適切な対処を試みた僕ですが

なんかバフマシーンを持つ石仮面の周囲、半径2Mくらいの地面が

埃で真っ白になっています。一体何が起こったのでしょうか。

事情を聞くと、マットと籠置きの間を通ろうとバフマシーンを突っ込んだら

ギリギリマットが射程内に入りスクリューに巻き込まれたとの事。まぁそうでしょう

僕は箒とちりとりを持ってきてその埃を処理する石仮面を見ながら

「籠、どかそうな。」とそれはそれはやさしくいいました。

僕の素敵な微笑と優しさを一身に受けて石仮面は頬を赤らめ、恥ずかしそうに

「ハ、ハイ。すみません。気をつけます・・・。」と湿った声を発します。

まぁこんな事書いてると呪われそうで怖いんですが

そんなやりとりを三回くらい繰り返しあたりで

あなた、少し馬鹿ではないか。と中国人っぽく言いそうになりました。

その後もゆっくり店内をツヤツヤにしていく石仮面の動きに気を配りつつ

お客さんの相手をしつつ、新しいバイトの子に圧力をかけたりしていました。

で、二時間くらいかけて丁寧に掃除してくれた石仮面が帰ってきたところで

僕はすかさずおやつを取りに奥に引っ込みます。

瞬間記憶でフロアに足りてないおやつをすばやく籠に放り込み

いざゆかん!と振り返ったところで店長に呼び止められます。

「あー、海王君(・ω・)」

「はい、なんでしょうか(早くしてくれ)」

「あの〜、クリスマスのね。きぐるみを見てきたんよ(・ω・)」

「あ〜、そういえば言ってましたね。」

そう、うちの店長は毎年クリスマスになるとサンタのコスプレをしてからコンビニに赴き、

そのままの衣装で客を惹きつけケーキを売り捌く強欲コスプレイヤーだったのです。

そして、今度は他の人(多分彼女)にトナカイのコスプレをさせようという鬼畜ぶり。

僕は店長の変態性を心の中で押し殺しながらそのコスプレ計画を聞いていた経緯があるのです。

「この前いいの見つけてん。でさ、頭に被るヤツとほんまのきぐるみがあるんやけど
 どっちがいいと思う?(・ω・)」

「そんな個人趣味の話僕に聞かないでください。」

とは言えないのが店員の辛いところ。

「やるならやっぱりちゃんとしたヤツのほうがいいんじゃないですか?(雰囲気も出るし)」

「そうやんなぁ、いやね、サンタはいいねん。僕何回もやってるからもう慣れてるしね(・ω・)
 でも普通の人っていきなりそういうの嫌じゃない?(・ω・)」

「う〜ん、でもやれって言われればやるでしょう。」

それにしても店長、サンタとトナカイとは中々コアな趣味してますな。

「そうかなぁ。う〜ん、それじゃあまた買ってきます(・ω・)」

「そうかぁ、サンタ×(と)トナカイか・・・。」

やっぱりトナカイが受けなんだろうなぁ。店長はもうサンタ確定なんやね。

「去年なんか僕一人やったからね。物凄い恥ずかしかったよ(・ω・)」

そりゃそうでしょうね。相手ノーマルで店長だけコスプレですか。凄い恋人さんですな。

「家で着替えてそのままやから物凄い目立つしね(・ω・)」

いやひっそりやってくださいよ。何やってんですか。

「そ、そのまま!?」

「うん、でなんか子供がすっごいワラワラ寄ってくんねん(・ω・)」

少年少女はそのサンタが数時間にどんな事をしてたのかなんて気にもしないのでしょう。

なんか店長が物凄く怖い人に見えてきました。

「いやー、でも今年は二人やから大分楽やわ〜。大丈夫かな?(・ω・)」

「多分大丈夫ですよ。そんなのはやってみればなんて事ないでしょう。」

「う〜んそっか・・。まぁ一応本人にだけは確認とっとこうと思ってたので(・ω・)」

は?

「んじゃあまた購入してきます(・ω・)」

「ちょっと待ってください。僕がやるんスか!?」

「うん、前やってくれるて言ったやん(・ω・)」

ガクガクブルブル(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル

「え、僕がトナカイ(受け)ですか・・・?」

「そのつもりやったけど。サンタやりたい?(・ω・)」

「いや〜・・・・。あの・・・。店長と僕がやるんですよね?サンタ×トナカイ・・・。」

「うん(・ω・)」

「・・・・・・・・・(´д`;)」

「まぁスネーク君とか石仮面さんにも一応サンタやるかって声かけてみるけど(・ω・)」

・・・・・・・・・・・(´д`;)

「まぁトナカイは海王君って事で(・ω・)」

・・・・・・・・・・・(´д`;)

「石仮面さんはやっぱ嫌がるかなぁ。嫌やんねやっぱ(・ω・)」

「そ、そうですね・・・(´д`;)」

「まぁどっちみち僕もその場にいるんやけどね(・ω・)」

「・・その場?(´д`;)」

「そうそう、そこ(店頭)で毎年サンタの格好してケーキ売ってるんです(・ω・)」

「・・・・・・・・ケーキ?(´д`;)」

「うん、クリスマスケーキ(・ω・)」

「・・・もしかしてケーキ売るんですか?トナカイ(´д`;)」

「だからそうやって(・ω・)」

・・・・ナンダ(´∀`;)

「やっぱ嫌?(・ω・)」

、いえ、そういう事なら全然嫌じゃないです!やります!」

「はい。お願いします(・ω・)」

なんて事がありましてそりゃもうビビりました。

気が付いたら汗かきまくってましたからね。

石仮面に口頭から「どうしたんですか?」と言われるほど僕は疲労困憊だったようです。

その後もコンビニ店員の受難は続き

あらっ!あんた海王てゆうの?珍しい名前やなあー!」

とか変なおばさんに言われ、

うるさいな。放っといてくれよ。さっさと帰れよオバハン。」と言いたかったんですが

コンビニ店員である僕はそんな対応を取るわけにもいかず

「そうですね。この辺じゃあまり見かけません。」

と教科書で習った文をそのまま引用しました。

「え、どこの出身?お父さん?」

しつこく聞いてくるおばさんに対し、僕は自分の心が折れる音を聞きました。

「父よりもずっと上の人が中国人なんです。中国武術省に認められた数少ない人間だけが与えられる称号なんですよ。百年に一度集まって行われる大会もあるらしいです。」

と本当の事を教えてあげました。

「へぇー!中国!凄いなあ。頑張ってな、海王君!」

「ハハ、ありがとうございます(^▽^)」






・・・恨めしい。












コンビニ店員である自分が恨めしい!

石仮面が笑いを堪え切れずに面白い笑い方したのも恨めしい。ぶふっ!(笑)って感じでした。

とりあえずバイトが終わってから給料を引き落とします(゚∀゚)

先月より大分少なくて軽く鬱になった海王ですが

チャーシューマン食べて帰りました。

チャーシューマンウマイですぞ

多分ファミマの期間限定。置いてない所もある

海王が食った中華まんの中で一番美味しいと自信を持っていえます。

見かけたなら是非一度ご賞味あれ。

値段は普通のが100円なのに比べ190円とべらぼうに高いですが

こいつにはそれだけの価値がある。絶対一回は食っとけ。

えーっと・・・とりあえず・・・。





店長ごめんなさい