遠い遠い昔から、箱舟に乗ってやってきた。

あいつはいつも一人ぼっちで、僕の方を睨んでいた。

どこかに心を置いてきて、寂しい夜も一人泣いて。

助けも呼ばずに心閉ざして、誰かを必死に恨んでた。


どこからやってきたのだろう。見えない光を憎んでた。

どこからやってきたのだろう。消えない痛みに泣いていた。




今すぐにでも叫びだしたいのに、そんな自分に背いてること

誰にも気付かれたくなくて、必死になって隠していた。

どこかに優しさ置いてきて、生きる衝動コトバに変えて。

汚い部屋も片付けないで、どこかを必死に見つめてた。


どこからやってきたのだろう。未練がましい僕の声。

どこからやってきたのだろう。誰かに助けて欲しかった。




今からでも遅くはないと、声をかけてやりたいけど

あいつはきっと僕の声も、聞こえないで沈んでいる。

どーすりゃいいのと聞かれても、答えはきっとわかっている。

誰にも知れない思いを抱いて、ただただ、明日を見て




どこからやってきたのだろう。空虚な未来だけの僕が。

どこからやってきたのだろう。君を大事に出来なかった。




どこからやってきたのだろう。見えない光を憎んでた。

どこからやってきたのだろう。消えない痛みに泣いていた。