レゾンデートル
街に軽い地震があった次の日の事だ
俺はいつも通りの道を自転車で軽快に走る
着いた先の学校では他愛もない話ばかりさ
誰も自分の存在に疑問なんか持っていやしない
気付けない過ちに魂を奪われていくようだ
俺はこんなにもしっかりとここにいるのに
俺は生きているんだろうか
俺は自分の意思で考えて生きてるはずなのに
何故こんなにも一人ぼっちなんだろう
誰かがついた嘘を繕う為に 俺が疲れる理由がわからないよ
きっと誰も本当は気付いてるはずさ このままじゃいけないって事
誰かの言いなりになったまま生きたいなんざ思わない
大人の言う事を全部丸ごと信じ込めやしない
自分が正しいんだって きっと誰もが勘違いして生きてる
軽いショックから立ち直る元気もないような
熱くも寒くも無い日を俺は無表情に過ごす
道を走る車は空気を簡単に汚して走る
きっと皆他人の事なんか考えてやしない
昔の自分に首を絞められていくようだ
俺はまっすぐに歩いてきたはずなのに
俺を責めるんだろうか
俺は正直に生きてきただけなのに
何故こんなにも一人ぼっちなんだろう
赤の他人と馴れ合う為に 学校に通ってるわけじゃない
いつかはみんな気付くのさ 今の自分が馬鹿だったって
今を正しく生きるなんて誰にもできやしない
未来に希望を持って歩くしかないんだ
いつか報われる日が来る それは人生を閉じた時だけなのさ
誰かの言いなりになったまま生きたいなんざ思わない
大人の言う事を全部丸ごと信じ込めやしない
自分が正しいんだって きっと誰もが勘違いして生きてる