誰かのクラクション
街のどこかで誰かのクラクションが泣いている。
現実と言う名の壁に跳ね返り、心突き刺さる。
形の裏側を君が知るまでは。

クラクションとは勿論「悲鳴」「助けを求める叫び」のこと。

数え切れない街の人や、雑踏の中で埋もれてゆく悲しみとか苛立ち。

そして本当の愛を求め続けて傷ついてゆく自分自身への救いの歌。

やっぱり大人しい歌で、時々泣きたくなったり楽しくなったり、誰かに助けて欲しくなる。

「諦め」とかではなく、「達観」した愛の定義が隠されている。