05年 12月13日
ゲーム・ザ・ゴリラ
昨日に引き続き、学校の帰りにゲーセンへ行く。
目標はとにかくエリアルをマスターする事。そして白レンに勝つこと。
あと勝利ポーズは飛ばさず見る事。横断歩道を渡るときは左右の確認をする事。
グリコのおやつは最後まで組み立てる事。明日の朝はいつもよりちょっとだけサワヤカに起きる事。
やはりお昼時だからか。というか昼食時だから人がいない。飲食店は昼のピークを迎えているだろう。
もう見慣れた景色。ガラガラになった格ゲーコーナーに赴き、百円を入れる。
スタートボタンを押して、都古を選んでいざ。
・・・今日は誰も乱入してこないのかな。とそんな事を思いながらどうにか前強を当てていく。
誰も来ない方がいいには決まっているのだが。
そして、また5ステージ目の白レン相手に虐殺される。
CPU戦をやっていてクリア出来ずに立ち上がるのは非常に恥ずかしい。
とりあえず時間を潰すためにSEEDへ。
先日の賑わいが嘘のようにSEEDの筐体の近くには誰もいない。
4台共が誰も座らないまま空いているので座る。でも何故か死んでしまう。
昔クリアできたはずのゲームなのだが、出来なくなっているのはどういう事だろうか。
そしてまたやる事がなくなり、メルブラをやる事に。
また同じように練習していく。浮かせ技の練習ばかりやっていると何故か死にそうになるので
やはり勝つ為にはダメージが低いながらも一応形になる地上コンボだけで進む。
すると今度は浮かせなくなる。悪循環に陥る。
何度か途中でゲームオーバーになるもののコインを入れ続ける。諦めの悪い男海王。
例によって必死に浮かせても追い討ちが当てられない状態が続く。
が、これもいつしか極限まで先行入力を働かせるよう心がけていくと
CPU相手に初のエリアルらしきものがHITした。
と言っても初段を入れるだけで後はどうしたらいいものか全くわからない。
しかし感覚は掴んだものと思い、何度も練習する。入る。入るぞ。
空中コンボが入った瞬間多少精神が乱れ、ボタンを押す手が硬直するも
それも慣れていくうちに軽く流せるようになった。
肝は、今まで常識で考えて足払い(屈強)でダウン→仕切りなおしだったのが
実は浮かしの前強に繋げられるという事が(事故で)判明したのが大きい。
基本戦術は飛び込み強から何発かコンボを入れて屈強→エリアルと繋ぐ。
後は相手のジャンプを潜って屈弱連打や単純に近づいてからのコンボだ。
エリアルと言ってもまだ数発打撃を入れてお終いという感じでしかない。
締めにれんかんたい→EXれんかんたいや投げを持って来れれば更にいい。
そして、やっとまともな形になるコンボが出来た。
しかも相手はあの忌まわしい白レン。二つの目標が一気に解決してしまった。
もはや有頂天な僕。不安定ながらもエリアルを手に入れた喜びでCPUをなぎ倒していく。
しかし、途中で簡単に負けてしまう。何故だ。
相手CPUは琥珀。変則的な攻撃に対処しきれない。
ゲームオーバー画面を呆然と見つめつつ、休憩に一度違うコーナーをうろうろし
数分後また戻る。誰もいないのを確認。
しかし僕が百円を入れると同時にゲーセンのユニフォームを着たおじさんがよってきて
「ちょっとこのゲーム入れ替えるからどいて」
と言ってきた。どういう事だ。
僕は不信に思ったものの好青年のイメージを崩さぬよう笑顔で席を譲り
おじさんがガチャガチャと筐体を操作するのを見ていた。
おじさんは僕に「他のゲームやらしたるからこの百円は勘弁しろや」というような事を言われ
仕方なく隣になったGGXXを指差した。
こんなんやったことないっちゅーねんと思いつつなんとなくラスボスまで進んでしまい
そして虐殺されたものの、まだ操作は終わっていない。
というか、ゲームを変えるとはメルブラがなくなってしまうのだろうか。
タダでさえ遠いこのゲーセンにメルブラがなくなってしまったら
もっと遠い、或いは四六時中人がいるような所に行かなければならなくなる。
そんな事を心配しながら筐体を見つめていたものの、一向に作業が終わる雰囲気はなく
僕はテトリスをやって時間を潰す事にした。
一体何のために自分はこの百円を使っているのかと思いながらテトリる(テトリスをする)。
一瞬で死んでしまった。
自分は何の為にあの百円を使ったのだろうか。
ひたすら知らない人がやる北斗の拳を見ていたのだが
どうやらメルブラが出来るようになっていたっぽいのでやってみる。
STAGE1 遠野 秋葉
最初のCPUだけあって雑魚だ。
コンボは結構繋いでくるが防御も攻撃もいかんせん手ぬるく、簡単に倒せて締まった。
実に呆気ない。とりあえずエリアルの練習台だ。
STAGE2 ネロ カオス
二番目のCPUだけあって雑魚だ。
判定の強い対空や遠距離攻撃などを持っているが防御も攻撃も(略
とりあえずエリアルの練習台だ。
STAGE3 弓塚 さつき
三番目のCPUだけあって雑魚だ。
動きがすばやくループ技なんかを持ってたりするが防御(略
とりあえずこの辺りでエリアルを出そうと思って出せるようになる。
STAGE4 七夜 志貴
4番目のCPUだけあって雑魚だ。
攻撃力や判定の強いコンボにトリッキーな移動技まであるが、ぼ(略
とりあえずエリアルの練習だ。
STAGE5 白レン
五番目のCPUの癖にやたら強い。
それもそのはず、ステージ5は格キャラに決められた中ボスが出てくる場所だ。
戦闘前に多少の会話も発生する。
間合いの読めない突進技や素早い動き、完全な対空超必等を持っており
非常に苦手なキャラだ。
しかしながら、絶妙な距離からの屈強→強で相手を画面端までふっとばし、
起き上がりに屈弱連打からのフルコンを当てて難なく倒せるレベルになった。
三日前、メルブラの筐体に座る日数で言えば二日前の自分が手も足もでなかったやつに
今はストレート勝ちする程上達している。少し自分が怖くなった。
血のせいかもしれない。
STAGE6 シオン
六番目のCPUだけあって雑魚である。
空中からの変則的な投げ技やトリッキーな遠距離攻撃を使ってくるが(略
エリアルの完成度を高めなければならない。
STAGE7 琥珀
七番目のCPUにしては若干弱い。
前回雪辱を舐めたせいか、今度は普通に戦いをこなせるレベルに到達している。
防御のタイミングも方向もばっちり掴んでいる。
後はエリアルでさくさくと倒す。出来ると楽しいねぇ。
つい数時間前はエリアルなんぞどうやってやるんだよーこんちくしょー
と言っていた自分が嘘のようだ。
STAGE8 暴走アルクェイド
八番目のCPUだけあって雑魚である。
連発されると厄介な広範囲飛び道具やダメージソースの高いこんb(略
エリアルがまだ未完成。
STAGE9 メカヒスイ
九番目のCPUだけあって雑魚である。
判定や射程に優れた攻撃を数多く持つが、無駄な動きが多いので
コンボの練習台になってもらった。
JC、A、↓A*2、↓C、→C、JB、JC、JB、JC、れんかんたい、EXれんかんたい
STAGE10 猫アルク
十番目のCPUにしてラスボスなのでこれまた強い。
のかと思ったら全然そんな事もなくストレート勝ちしてしまった。
確かに動きは変則的で見づらくコンボもなんとなく当てにくいような気がするが
所詮気のせいだ。
エンディングをちょろっとみて帰宅。今日のところはこれで満足しよう。