三重レポート:かいおう
三重はとても自然でいっぱいです。山々に囲まれた大自然の中に
ポツリポツリと建てられた家は、ただそこにあるというだけでかくも美しく、そして儚いものであります。
あとホテルがあります。ホテルでは怪奇現象がよくおきます。
たとえば、海王が一晩泊まり、散らかしに散らかした部屋に仕事帰りに戻ってくると
何故か部屋がかなりきれいに掃除されています。
そう、まるでチェックインしたその日のような綺麗さです。
海王の持ってきた卑しいマンガ本の数々は部屋の隅へと追いやられています。
その事に気づいたのは、トイレットペーパーの端が綺麗に三角形に揃えられているのに気づいた後でした。
「おかしいぞ、俺は決してこんな几帳面な真似はしないはず。となれば、怪奇現象か。
それとも部屋を間違えたのか。小学生とかが乗ってる自転車にありがちな罠だ。
同じ鍵で違う自転車に乗れてしまう。いやでも、おかしいぞこれは」
はい。ホテルの人が勝手に。無断で。誰の了承もなく掃除してくれていたようです。
おかげで、どこの誰かも判らない人に海王の卑しいマンガ本の数々を見られてしまいました。
なんか、某ソフトを起動したまま外出して、戻ってきたら既に北斗さんが弄った後の祭りだったとか
そういう感じでした。
いざそうなってみるとどうでもいいか、と思い、逆にすっきりしました。
20〜22・24〜25・28〜30・・・・とまぁ、海王の四月半分は三重での出張に終わりました。
他企業と合同でやったのでかなり疲れました。最高じゃないっすか、俺大好きっすよ、そういうの。
三重レポート終わり:かいおう
僕の仕事としましては、25kgの重りを上げたり下げたり運んだりする仕事が主でした。
苛めです。新人いびりです。我々はこの圧力にだんことしてたちむかわなければなりません。
実際色んな事してましたけどもう、それが苦痛で苦痛で。筋トレなんか中学校以来やってなかったので
腕が筋肉痛ですごかったです。でもおかげで終わる頃にはかなりムキムキです。
思わずホテルの姿見に向かってポーズを取ってしまう程のムキムキです。
・・・ちょっと言い過ぎました。きもいですね、海王。
しかしなんというか、ホテルを出た瞬間にもう自然の香りがしますね、ほんとに。
子供の頃とかは外で遊んでたし周りに自然もあったのでかなり懐かしい感じがしました。
そして同時に思いました。
「この匂いは、虫が出る匂いだ」と。
海王、虫嫌いです。もうほんっと、マジでってくらい嫌い。高校一年の自己紹介でも言うくらい嫌い。
好きな物は萌です。嫌いなものは虫です。
とか断言しますね、今なら。当時はもう少し世間体と言う物を弁えていました。
何はともあれ世は情け。自然の香りに警戒しつつ夜のコンビニへ買い物しに行きます。
田舎にコンビニがないと思ったら大間違い。ホテルから徒歩一分の所にあるファミマ。最高。
買うものは主に水。
とにかくホテル行き過ぎて疲れましたね。
あと、大阪まで車で帰ってきて、扉開けて判った事があるんです。
大阪ってドブ川に近い匂いがしますね。
いやマジで。