この際ハッキリ言わしてもらうと、おばさんのゴスロリは存在が罪(挨拶
教習風景48
自主経路設計。
それは見知らぬ土地、見知らぬ道を使用し、目的地へ向けて円滑な走行が出来るように
予め目ぼしい建物、経路、出発地点と目的地を地図上で確認し、其の計画通りに走行する事である。
そして今回、複数人で受ける授業として自主経路設計と言うのをやったわけですが
なんか僕一人しかいないんですよ。
教官が来て色々ゴチャゴチャやって、結局そいつ休みだそうで。
ということで一時間僕だけで自主経路をやっとったわけですが
教官が「じゃあここ(現在地)からここまで行って」とだけ指示され
僕はその道順を覚えてその通りに走るだけ。すっげぇつまんねぇ。
だってそこ中学時代の通学路ですからね。
もうモロ地元ですからね。
期待して損した。すっげぇつまんねぇ。
でも教官超いい人。人類の宝やわ。
教習風景49
はい、人類の宝はちょっと言い過ぎた気がしないでもないですが
次は観察の授業と言う事で教官の運転を見るだけの授業。
これも複数授業でして、三人の予定が二人になっちょりました。たぶん同一犯による犯行。
そんで同じ車の前で教官待ってるもんですからもう一人の子ちょっと喋ってたらすげぇいいヤツで
一瞬にしてもう親友のレベルでしたね。はい。
こんな所で運命の出会いを果たしてしまった海王ですが、教官の運転見る時一人は助手席だそうで
なぜかもう一人のヤツが後ろがいいとか言ったせいで僕が前になりました。てめえ・・・。
そんで教官と、本当にもう信じられないくらい、究極的にどうでもいい話をして
その一時間は幕を閉じました。後ろのヤツは居眠りこいてました。
教習風景50
久しぶりに学科の授業だった。
保険とかそういうのだった。
ある男が、家の前でボール遊びをしている小汚い少年に声をかけた。
「よう」
それを受けて、小汚い少年はボールを投げながら返した。
「よう」
あくまで対等である。
小汚い少年の放ったボールをキックで返しながら、男は車へと向かう。
初心者マークが入っているが、それなりに良さそうな車だ。
ここでナレーションが入る。
「彼の名は田中一郎(本当はもっとかっこいい名前でした)。半年前に免許を取りたてで
社会人としても一年生の彼。ですが女性との付き合い方は既にベテラン♪
今日は交際している女の子の家族を家に呼ぶ為に、お父さんの車で迎えに行く所です」
ベテラン♪の辺りで女のナレーションが色気づく。どこの役者だ。
彼が彼女の家に着くと、恋愛のベテランとは到底思えないフェイスの彼とは不釣合いな美女が出てくる。
そこに続くのは彼女の母親らしき、またまた社会人一年目とは思えない彼には明らかに土俵の違う
いわゆるセレブと言う雰囲気を醸し出しつつも派手な装飾はしていない女性で、明らかに負けている。
今度は彼の家へと場面が移る。
免許を取って半年とは思えない彼の両親が、パソコンの前で何やら唸っている。
どうも、彼はこの家の任意保険の範囲には入っていない事に気づいたらしく
近所の子供と対等な彼の母親とは思えない程の美しい奥様とバーコードが会話をしている。
「母さん、ご馳走の準備は出来ましたかな?」
「ハイ、ちゃぁんと出来ていますよ」
バーコードと肩を並べるようにしてソファに座る母親。色っぽい仕草である。
今度は車の中で、彼と彼の彼女と彼の彼女の母親と彼の彼女の父親が来れないと言う事について話していた。
つまり彼女の父親が来れないらしく、彼女はプンスカと怒っていた。プリティな仕草である。
次いで、視点は近くの公園へと移る。
冒頭に出てきた小汚い少年と、小汚い少年の母親とは思えない程の絶世の美女がボール遊びをしている。
おそらくこの時点で、この小汚い少年の存在を覚えていた人間は皆無であっただろう。
そもそも最初に出てくる意味があったのだろうか。あるのだ。
小汚い少年へ向けられたボールを蹴り帰そうとする少年。しかし、少年の能力では
ボールを十分にけり返す事は出来ず、車道へとボールが飛び出してしまう。少年は追いかける。
やれやれ、と言った表情でその光景を見つめ、髪をかき上げる母親。美しい仕草である。
そして、今度は恋愛のベテラン等とは到底想像もつかないフェイスの彼が運転する車へと移る。
彼女の父親がメールにて謝罪をしている。彼の彼女は
「この見返りはいつか必ず〜だって」
と言いつつ、免許を取って半年の彼へと携帯電話の画面を見せ、彼もそれを見てしまう。
息子の帰りを待ちきれずに、彼の母親が家の前で待っている所へと視点が移る。
彼の車が視界に入り、迎える為立ち上がった母親はハっとした。「あっ!」
そして、公園で少年と遊んでいた母親も声を上げる。「だめー!」
ドンッ!
・・・もうお判りですね。
この時、いったい何が起こったのでしょうか。
1.飛び出してきた少年を轢いてしまった。
2.メールをしている彼女の父親を轢いてしまった。
3.子供を助けようとした不良中学生を轢いてしまった。
僕的には2もアリだと思います。
教習風景51
今度は三人組で交代しながら運転し、それぞれの運転のいい所、悪い所を見る授業でした。
僕は仲間と思しき人に声をかけました。
「次、この車ですか?」
それはもう満面の笑みで。しかし、少年はヒョコっと頭を下げるだけです。く、くそぅ。
そんでどうやってフラグを立たせるのか考え込んでいる内に教官がやってきて時間切れでした。
運転してる時に教官がルートについて指示を出していくんですが
少年はなんか返事する時すんげぇいい声してる。しかも一瞬溜めてる。
どこどこがいい。どこどこが悪い。とかって書く場所に「声がイイ」って書きそうになりました。
教習風景52
危険予測ディスカッション。なんかかっこいい。
先程の三人組での教習から直で移る学科授業でして
僕らは互いに「コイツはこれ下手糞」と言う様な事を言い合わなければならない過酷な授業です。
なんかもうドロの塗り合いみたいな。
其の後は運転者の視点の写真を見て、この場面に潜んでいる危険を察知セヨ!
みたいで面白かったです。
思わずおかしな事を口走りそうになって怖かった日でした。多分教習生活の中で一番怖かった。
Web拍手返信
Q,君がジャイ子を愛しているのはよくわかった、それはそれとしてデキスギ君は出木杉だからね出来杉じゃあない
A,ばっ、ばっかオメー!ジャイ子なんか、す、好きじゃねーっつーの!
自分で言っておいてなんだけど出木杉の漢字も一生覚えてると思う。